武術研究稽古会 修武堂

「修武堂」とは、文久2年(1862)に弘前藩が設立し、藩内の全武芸流派が集められた合同稽古場です。

ここでは流派の違いを越えて「一統面小手稽古」、すなわち一刀流及び幕府講武所式の防具付きシナイ(竹刀)打ち合い稽古を行うことが命じられました。

そのことで、各流派の個性が、同じスタイルへと統合され、明治以降の全国式「武道」へつながっていきました(詳細は当HP「身体技術伝承の近代化~」)。

弘前藩「修武堂」は廃藩置県とともに閉鎖されました。

しかし当会はその名を引き継ぎ、平準化される近代以前の武術のさまざまな術理を探求し、その体認を目指して稽古しています。

武術は、先人たちが過酷な状況を乗り越えるために熟成してきた心身の技法であり、歴史的な無形文化遺産です。

そのなかから我々も、混迷の現代を切り拓いていく、新しい心身の知を見出していきましょう。

(2004.7.4創立、「修武堂」主宰 小山隆秀(古剣))

お問い合わせ

メールアドレス: 2004-7-4-shubudo@ymail.ne.jp


演武大会告知!

近世以来の城下町・弘前で体感する「サムライの技と心」


◎日時:令和7年1月11日(土)10:30~15:45

◎内容:午前の部「サムライの音」(武士が学んだ琴と尺八)

・基調講演 弘前学院大学名誉教授 笹森建英

・青森県技芸津軽箏曲郁田流の演奏と講話

・青森県技芸根笹派大音笹流錦風流尺八の演奏と講話

午後の部「サムライの技」(古武道演武)

・基調講演 弘前市無形文化財卜傳流剣術第12代宗家・剣道教士八段 小山秀弘

・旧弘前藩及び日本各地の有名古武道流派(小野派一刀流剣術、庄内藩の田宮流居合、新陰流兵法、神道無念流、當田流剣術、當田流棒術、宝蔵院流高田派槍術、林崎新夢想流居合、本覚克己流和、柳生心眼流兵法、卜傳流剣術等)の演武

(※内容は出場者の都合により変更となる場合があります)

◎会場:「弘前市民文化交流館ホール」

(青森県弘前市駅前町9-20ヒロロスクエア4F、JR弘前駅より徒歩3分)

◎観覧料:無料

◎参加予定団体(五十音順)

青森県技芸津軽箏曲郁田流葛西淑子一門、青森県技芸根笹派大音笹流錦風流尺八山田史生、小野派一刀流津軽伝承の会、忠徳会、當田流棒術保存会、八戸市無形文化財八戸藩伝神道無念流居合保存会、林崎新夢想流居合稽古会、弘前市無形文化財當田流剣術保存会、宮城県指定無形文化財柳生心眼流兵法柳心館、山形武道文化研究会、弘前市無形文化財卜傳流剣術保存会ほか

問合せ先:武術研究稽古会 修武堂(https://bokuden-1969.amebaownd.com/)

主宰 小山隆秀、メール 2004-7-4-shubudo@ymail.ne.jp


古武道の無料体験会のご案内

【古武道の無料体験会】

弘前藩のサムライたちの技を体験してみませんか。

初心者歓迎いたします。動きやすい服装でどうぞ

1日時、毎週土曜日 13:30〜15:30

2会場、剣道場福島記念館(弘前市北川端町41)

3その他

・お車は近隣の有料駐車場をご利用ねがいます。

・日程が変更となる場合がありますので、事前にお問い合わせください。

修武堂主催、林崎新夢想流居合稽古会協力

問い合わせ先 メール 2004-7-4-shubudo@ymail.ne.jp